プリキュアシリーズの名作「HUGっと!プリキュア」をオススメする理由

プリキュア
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プリキュアシリーズは2004年2月に放送が開始され、現在19作目の「デリシャスパーティ」が放送中です。

本記事では15作目の「HUGっと!プリキュア」についてお話します。

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作品概要

2018年2月4日~2019年1月27日 全49話

キャッチコピーは「なんでもできる!なんでもなれる!輝く未来を抱きしめて!」

本作は「子育て」や「子どもを守るお母さん」がテーマになっています。お子様と一緒に視聴されているお母さんにもグッとくる内容になっていますね。

15周年の年でもあり、劇場版の「オールスターズメモリーズ」や36、37話では歴代のプリキュア達が登場しました。

HUGっと!プリキュアのあらすじ

ある日、はなの元に赤ちゃんと妖精のハリーが降ってきました。

はなは赤ちゃんに「はぐたん」と名付けますが、お世話を頼まれて悩んでいる内に2人はどこかへ行ってしまいます。

翌日、怪物のオシマイダーが学校で暴れ始めます。そこにははぐたんとハリーもいましたが、はなははぐたんを守りたいという想いからキュアエールに変身!見事勝利します。

オシマイダーは時間を止めようと企むクライアス社が生み出した怪物です。その後クラスメイトのさあや、ほまれも仲間に加わり、未来を守るために力を合わせて戦うのです。

HUGっと!プリキュアのキャラクター紹介

野乃 はな/キュアエール

いなり
いなり

「みんなを応援!元気のプリキュア!キュアエール!」

最初に変身したピンクのプリキュア。

落ち込んだ時に「めちょっく!」、応援する時に「フレフレ〇〇!」というのが癖です。ドジなところもありますが社交的で、色々な事に挑戦する積極的な性格なんです。

応援が得意で、「超イケてる大人のお姉さん」になるのが夢。落ち込むことも多いのですが、そのたびに「フレフレ私!」のセリフや、仲間の励ましで苦難を乗り越えてきました。

戦闘では「ハート・フォー・ユー」、「フラワーシュート」などの技で戦います。

薬師寺 さあや/キュアアンジュ

あブリ
あブリ

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

2番目に変身した水色のプリキュア。

クラスの学級委員を務めていて、成績優秀で優しいため「学園の天使」と呼ばれ皆からとっても信頼されている存在。

母と同じ女優になる事に不安もありましたが、自分の本当の気持ちを知るためオーディションを受けています。

負けず嫌いなところもあり、ルールーと張り合う事もしばしば。ですが戦闘になると得意の頭脳やバリアを駆使して仲間を助けます!

輝木 ほまれ/キュアエトワール

くろこ
くろこ

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

3番目に変身した黄色のプリキュア。

運動神経抜群で正義感が強くクールな性格のほまれ。フィギュアスケートの選手でしたが、ジャンプの失敗による怪我やトラウマが原因で活動をやめていました。

しかし、はなとさあやの勇気に後押しされて自信を取り戻し、変身後再びスケーターの道を進み始めたのです。

戦闘では「ハート・スター」や「スタースラッシュ」で仲間をサポートする頼れる存在になります。

愛崎 えみる/キュアマシェリ

いなり
いなり

「みんな大好き!愛のプリキュア!キュアマシェリ!」

4番目に変身した赤のプリキュア。

言葉遣いがとても丁寧語で、語尾に「なのです」をつけて喋るのが特徴。えみるは心配性な性格なので、周りのことをいつも気にかけています。

歌や演奏が得意でギターを弾く事が大好き。ルールーとはギターを応援してくれたことがキッカケで親友になり、戦闘でもおそろいのギターを使って2人1組で敵を倒します。

ルールー・アムール/キュアアムール

水割りパンダ
水割りパンダ

「みんな大好き!愛のプリキュア!キュアアムール!」

4番目に変身した紫のプリキュア。

実はクライアス社で作られたアンドロイドで、サーモグラフィや分析能力など様々な機能が搭載されているのです。

最初はスパイとしてはなの家に侵入していましたが、彼女達との交流によって少しずつ心が芽生えていき、はなの優しさに感激して改心していきます。

また、音楽を教えてくれたえみると親友になり、絆の力によって2人同時にプリキュアに覚醒しました。

はぐたん

ハリーとともにはなの元へ逃げて来た赤ちゃん。

はぎゅ~」が口癖で成長するにつれ、少しずつ他の言葉も覚えていきます。はぐたんは不思議な力を秘めていて、明日を作り出す力「アスパワワ」が元気の源です。

ハリハム・ハリー

関西弁でしゃべるハムスターのような妖精。

とても責任感が強いハリハムは、はな達と一緒にはぐたんのお世話をしたりプリキュア達のサポートをしています。

じつは人間の姿に変身できますが、人前では怪しまれないようにこの姿で行動しているのです。

若宮 アンリ

フィギュアスケーターでほまれの幼馴染。

強引なところもありますが、周りを気にせずに自分を貫く意思の強さも持ち合わせています。観察眼が鋭く、相手の本心を見抜く事もあります。

愛崎 正人

愛崎家で暮らすえみるの兄。

男らしさ、女らしさを周りに押し付けていました。えみるの趣味を否定しますが、はなやアンリ達の説得で考えを改めます。

その後はえみるやアンリの夢を応援するようになります。

HUGっと!プリキュアの劇場版

映画 プリキュアスーパースターズ!

2018年3月17日公開

ある日突然世界を嘘だらけにする怪物ウソバーッカが現れ、さあやとほまれを連れ去ってしまいました。

はなは同じくウソバーッカに狙われた「魔法使い」、「アラモード」のプリキュアと共に立ち向かいます。

その途中、はなは幼い頃に出会った「クローバー」という少年との果たせなかった約束を思い出します。

映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ

2018年10月27日公開

暴れるモンスターを撃破したキュアブラック(なぎさ)、キュアホワイト(ほのか)、シャイニールミナスの前に謎の怪物「ミデン」が現れ、ルミナスを小さい子供の姿に変えてしまいます。

ミデンは他のプリキュア達も子供に変え、彼女たちの思い出と力を奪っていました。

次に狙われたはな達は駆け付けたブラック、ホワイトと共に戦いますが、仲間たちは次々と子供に変えられ、残りはエール(はな)とブラックだけになってしまうのです。

なぎさは1人では変身できず、はなは自分の事を忘れてしまった仲間達をみて泣きだす始末。そしてミデンは2人を追い詰めるのですが、なぎさの強い想いでほのかの記憶が戻り、再び変身しました!

それを見て元気を取り戻したはなも立ち向かいます。

本作のおすすめエピソード

10話 「ありえな~い!ウエイトレスさんは大忙し!」

はな達はお仕事体験でフードフェスティバルのお店を手伝いに来ます。

さあやとほまれは自分の特技を活かして働きますが、はなは失敗ばかりで「自分は何もできない」と落ち込みます。

そんな時、会場にオシマイダーが現れますが、自信をなくしたはなは変身できなくなりました。

はぐたんははなを守るため自分のアスパワワを使ってオシマイダーを浄化します。しかし、疲れ果てたはぐたんは深い眠りについてしまいました。

11話 「私がなりたいプリキュア!響け!メロディーソード!」

迷惑をかけてしまった事に罪悪感を感じたはなは「プリキュアをやめる」と言い出しますが、
お母さんやさあや、ほまれの言葉で自信を取り戻し、立ち直ります。

みんなでのびのびタワーに向かうと、そこで流れる音楽やはな達の鼓動でついにはぐたんが目を覚ましました。

しかし、そこへクライアス社のチャラリートがオシマイダーとなり、襲い掛かってきます。強い思いによってはなは再びキュアエールに変身することができ、プリキュアの剣を生み出しました。

攻撃しようとした時、エールはチャラリートが「自分には才能がない」と絶望していることに気づきます。同情したエールは彼を優しく抱きしめて慰めました。

敵を倒すのではなく救いたいという優しい想いによって剣は3本のメロディーソードへと変わり、3人の合体技「プリキュア・トリニティコンサート」でチャラリートは浄化されました。

17話 「哀しみのノイズ・・・さよなら、ルールー」

ルールーがプリキュアの味方をしていると知ったクライアス社のパップルは彼女を攻撃し、連れ去ってしまいます。

記憶を消されたルールーは戦闘プログラムを組み込まれ、パワードスーツを装備してエール達の前に立ちはだかります。

高い戦闘力で襲い掛かりますが、プリキュア達を分析したことでみんなと過ごしたデータがよみがえり、パワードスーツが壊されたことによって記憶が戻りました。

しかし、ルールーは激しい胸の痛みで苦しみ始めます。彼女の中に芽生え始めた心がバグとなっていたのです。プリキュア達に猛攻撃を仕掛けますが、エールはそれをかいくぐって近づいていきます。

ルールーはスパイとしてみんなを騙していた自分に手を差し伸べるエールに戸惑います。エールは「ルールーの事が好き。今さら嫌いになんてなれない」と優しい言葉をかけました。

はぐたんにも慰められ、戦意を失ったルールーは泣き出します。彼女はクライアス社に別れをつげ、再びはな達のもとへ帰って来ることができました。

胸の痛みは暖かさに変わり、人間と同じ心が生まれた事に気づきます。

22話 「ふたりの愛の歌!届け!ツインラブギター!」

はぐたんの不思議な力で空からキュアブラック(美墨なぎさ)、キュアホワイト(雪城ほのか)が現れます。

すぐにはな達と打ち解けますが、大事なギターが壊れてしまったえみるは落ち込んでいました。ルールーは励まそうとしますが、お互いに気を使いすぎた2人はかえって心が離れてしまいます。

なぎさとほのかは2人に「自分はどうしたいかが大事。時には本音で語り合う事も必要。」とアドバイスします。

2人は本音をぶつけ合い、えみるはお揃いのブレスレット、ルールーは新しいギターをプレゼントし、仲直りします。その時、クライアス社のパップルがオシマイダーになり、暴れだしました。

ブラックとホワイトの助けもあり、マシェリ(えみる)とアムール(ルールー)は暴走していた彼女を説得します。2人の愛の心がツインラブギターを生み出し、「ツインラブ・ロックビート」でパップルは浄化されました。

無事事件が解決し、なぎさとほのかは元の世界へ帰ることができました。

HUGっと!プリキュアの魅力は

ドラマチックな場面やキャラクター達の成長を描いたシーンが多く、1つの話が終わった後毎回続きが気になる作品でした。

このシリーズではワンオペ育児やジェンダー問題などの社会問題を取り扱った話がよく出てきます。帝王切開の話や「男の子だってお姫様になれる」というセリフは当時ネット上で話題になりました。

現実的でシリアスな雰囲気ですが、あきらめずに理不尽な事にも立ち向かうはな達の姿が印象的で、私も見ていて元気をもらえました。悩んでいる人に優しく寄り添って応援する姿も素敵です。

敵であるクライアス社のメンバーもコンプレックスや世の中への失望など様々な悩みを抱えていて、感情移入できる部分もありました。

夢をあきらめる事になってもできることを考え、新たな夢を目指すシーンが印象に残っています。

目標が変わってしまっても悪い事ばかりではなく、新しい選択肢が生まれたり、自分が本当にやりたい事がみつかる可能性もあると感じました。

「ネガティブな感情は無くならないが、希望や明るい気持ちも生まれ続ける」というメッセージも覚えていたいと思いました。

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