RPGで武器と言えば短剣や杖、斧などが多いと思います。
中には弓矢やクロスボウといった遠距離武器を使えるゲームもあるでしょう。
しかし、この「ぶきあつめ」は伝説の武器を手に入れる為にフィールドを探索していく王道のRPGでありながら、なんでも武器にして戦えてしまうスゴさをもったローグライクゲームでもあります。
その「なんでも」の度合いが広いため、剣でも、人でも、自宅でも、自分の好きな武器を使ってクリアできてしまう面白さとバカゲー感を楽しめるゲームです。
どんな物でも武器にして戦うそれが「ぶきあつめ」
武器の多さ
「なんでも武器にできるRPG」の名は伊達ではなく、武器にできるモノは300種類以上あります。
まず、剣や斧といった「武器」は当然として、スコップ、家具などはもちろん、人間やモンスターを使って敵を倒すことも可能。何ならガケや毒沼でさえも武器として使えてしまうのです。
なので、一見すると武器には見えないもの、エフェクトだと思っていたものが拾えてしまうこともあり、サイズや演出などの要素は考えずに「なんでも武器にできる」と思いながら拾ってみるとよいでしょう。
この様々な武器にはそれぞれ耐久度と攻撃範囲が設定されていて、範囲の広さや耐久度の高さは戦闘に関わる重要な要素となります。
なぜなら、強力な武器であってもすぐに壊れてしまったり、範囲が広い代わりに視界が見えにくくなるので敵に囲まれることもあります。
なので、一見強そうな武器でもモンスターの耐性によっては返り討ちに会うため、ただ強力な武器を使うだけではクリアできません。
弱そうな武器が強くなることも
逆に弱そうな武器であっても、アイテムを使って強化することで耐久度の低下防止、攻撃力アップなどをすると最強の武器になることもあるのです。
例えば、「強そうな草むら」という武器は広い攻撃範囲を持ち、連続攻撃ができる武器なのですが、未強化では火力が出ない上に4回使うと壊れてしまう武器でもあります。
しかし、強化をすることで広範囲・連続攻撃持ちの長所を活かせるようになり、複数の敵へクリティカル攻撃を出して蹴散らしてしまうこともある強力な武器へと変化していきました。
なので、「攻撃力・耐久力・攻撃範囲・効果の有無」を考えながら、自分の使いやすい武器を探していくとよいでしょう。
ちなみに、使ったことのない武器を使うと経験値を獲得できます。
レベルアップすると主人公のHP、攻撃力、運から一つ強化できるので、手に入れた未解析アイテムをとりあえず使っておけば性能の確認、及び自分をパワーアップすることにもなるのでオススメです。
武器を売って経験値を稼ごう
もう一つ、武器を売ることでも経験値を獲得できます。この武器の売却は経験値、資金、強化素材集めのために重宝するシステムです。
資金を増やすことで拠点である店のパワーアップや回復アイテムの購入ができるので、武器と自分自身の強化も兼ねて積極的に武器を売るのが良いでしょう。
このように、「武器を集めて強化する」、「自分の能力を高めていく」、「拠点をパワーアップさせる」といった”利用できるものは全て武器(力)に変えていく”のがこのゲームの楽しみ方となります。
楽しみ方は一つじゃない!やり込み方も様々だ
まず、このゲームの目標は伝説の武器を手に入れることであり、各ダンジョンにある試練を乗り越えてラスボスを倒すというRPGの王道展開となります。
なので、クリア自体はボスを倒すだけなので簡単にクリアしてしまう方もいるでしょう。しかし、それだけで終わらないのが「ぶきあつめ」というゲームです。
意外なボリューム
例えば、武器を全種類使うことで解放されるエンディングがあるのですが、武器の総数は300種類以上。
中には魔王城の攻略やサブクエストの達成などのイベントをこなさないと入手できない武器もあるので、ノーヒントで探し続ければ10時間越えするかもしれません。
それこそ、強力なモンスターを武器にするにはレベル上げや武器の強化をしなければクリアできないところもあるので、レベルを上げつつ武器のコンプリートを目指す楽しみ方があります。
スコアアタックに挑戦しよう
また、ある武器を手に入れることで解禁になるスコアアタックもよいでしょう。
無限に出現する敵に対して何ターンまで生き残れるかを競うものですが、逃げてターン数を稼いでもスコアが入りくく、敵を倒していると段々と強くなってくるため一筋縄ではいかない難易度となっています。
ちなみに私は20万ちょいまで行けましたが、最後はボスにタコ殴りにされつつ魔法で範囲外から集中砲火を受けて粉微塵にされてしまいました。
こちらはRPGアツマール版にてランキングに名前を登録することができるので、鍛え上げた自慢の武器たちを使い100位以内を目指してハイスコアを挑戦してみてはいかがでしょうか?
このように、目的によって様々な遊び方ができるので、クリアしてからも長く遊び続けられる面白さを持つゲームとしておススメできます。
個人的には数種類あるエンディングを全部見て、「そうはならんやろ」という思いを是非感じてほしいと思いますね。
これからプレイする方への注意点を
このゲームをブラウザ版でプレイする場合は、PCのスペックにより動作が重くなりやすいことをご了承ください。
一応、chromeからブラウザ版を開いて始めるとラグが出にくいとされていますが、拠点となる町での行動、マップのロード時間などが長くなることも多いです。
なので、外のマップに出てから装備などを整えた方がゲームが止まりにくくなりました。
しかし、無理に遊び続けるとデータのクラッシュが発生することもあるそうなので、こまめなセーブは欠かせません。
なんなら、スコアアタックのランキングが使えなくなりますが、よく止まる方にはブラウザ版よりもダウンロード版の方を推奨します。
ちなみに「ぶきあつめ」はSteamでも配信されています。
こちらは追加要素として新しいダンジョンや新必殺技などが増えたVer.3.00が公開され、今後も新規要素を追加していく予定のようです。
制作者である「Kagaya」様よりふりーむ版、RPGアツマール版からプレイデータの引継ぎが行えるとあるので、面白いと感じた方、ゲームをやりつくしてしまった方はコチラの方もチェックしてみてください。